長野県飯山市、信州いいやま観光局(以下、「観光局」)、フジすまいるファーム飯山(以下、「すまいるファーム」)及び本学の4者連携協定に基づき、サービスイノベーションセンター(以下、「SIC」)の事業として飯山スタディツアーを実施しました。このツアーは、昨年度のプレスタディーツアーに続く第2弾となります。今年度は本学の学びの中から「経営」「地域経済」「社会福祉」「保健福祉」の要素を取り入れた構成とし、「いいやま」をフィールドに体験をとおして楽しく学べるカリキュラムとしました。
日程は10月20日(金)~22日(日)の2泊3日で、サービス経営学部の2年生から4年生19名が参加し、借上げバスにより大学を出発。1日目は、飯山市役所において、飯山市商工観光課?小野参事より「飯山市の商工業について」、飯山市議会?常田議員より「飯山の保健福祉について」、すまいるファーム?高橋社長より「フジすまいるファーム飯山について」のお話をいただきました。質疑応答では、多くの学生から熱心な質問が出され、一つ一つ丁寧にお答えいただきました。
午後からは、国内生産のBTOパソコンメーカーであるマウスコンピューター飯山工場の見学です。工場長から説明をいただいたのち、普段では入ることができない工場内を回り作業の様子などを間近で目にすることができました。
2日目は、すまいるファームでの農業体験です。飯山の伝統野菜である「坂井芋」を子芋に分ける作業班とお焼きづくり班に分けれての作業となりました。坂井芋作業班は、メンバー?スタッフの皆さんに教えていただきながら初めての作業に取り組み、お焼きづくり班は、地域の高齢者の方から作り方を教えていただき、一生懸命に沢山のお焼きを作りました。蒸かした坂井芋と手作りのお焼きは、昼食の時間にみんなでいただきました。
その後、飯山ふるさと館に移動し、「じゅず玉ストラップ」を作成。
また、館内の見学では飯山の歴史にも触れることができました。
最終日となる3日目は、飯山市内の「道の駅『花の駅千曲川』」で「店舗運営管理(店舗レイアウトと商品陳列)」と題した探検学習です。前日の夕飯後に甘泉先生からレクチャーを受け、提示された課題を学生が店舗内をめぐり課題シートに書き込みました。午後は、塩崎農園に伺い農園の説明と販売方法などのお話をいただいき、りんご狩りを楽しみました。最後に、観光局の方の案内により徒歩で仏壇通り?寺町の見学をして飯山を後にしました。
3日間を通して、学生は飯山の方々から多くの学びと感動を与えていただきました。そして、学年を超えての繋がりを持つことができ、学内では得ることのできない学びに触れたものと思います。今後も、多くの学生に飯山をグランドとして実施するスタディツアーに参加してほしいと思います。
【ツアー随行者:(SICセンター長)甘泉、(SIC運営委員会委員)影山、(SIC)北田】