西武学園文理高等学校の2年生を対象として、西武文理大学サービス経営学部体験会を実施しました。
最初に大教室に集合した生徒に八巻和彦学長が挨拶をしました。
八巻学長は①中世ヨーロッパを源流とする大学での学びと②AI(人工知能)の発展で現代の社会の仕組みが変わりつつあるなかで「ホスピタリティ」の重要性がますます高まるとの予測についての講話を交えて挨拶をされました。
続いて、高瀬浩教綬(サービス経営学部学部長)も挨拶をされ、松澤祐介教授(サービス経営学部サービス経営学科長)と金子章予教授(同 健康福祉マネジメント学科長)が西武文理大学サービス経営学部と学科の紹介を行いました。
その後、各生徒が8つの教室に分かれて第1セッション(10:00~11:00)と第2セッション(11:15~12:15)で2コマの講義を受講しました(2コマは、下記開講科目に対する希望を基にあらかじめ高校で決定されたものです)。
いずれの講義も、本学が標榜するホスピタリティ精神に則って、各教員が大学特有の授業を行いました。
【受講生の感想(一部)】
?マーケティング:コンビニスイーツの売れ行きが商品名のつけ方で異なるなどの話が面白かった。
?大学での学び:高校と大学の違いを説明していただき、大学への興味が高まった。
?グローバル経済:中国やアメリカを題材とする「世界から日本を見る」という考え方についての話が印象に残った。
?スポーツ:スポーツ選手にとっては練習だけでなく本や名言を大事にすることも重要との話が面白かった。
?観光?ホスピタリティ:航空産業のこれまでの推移と展望だけでなく、CA(キャビンアテンダント)出身の先生の実体験に基づく話が興味深かった。
?心理学:心理学はオカルト的なものとの印象を持っていたが、心理学は心の法則を明らかにする科学的な学問であることを知り勉強になった。
?経済学:経済学の専門用語である「トレードオフ」や「サンクコスト(埋没費用)」について教わり、お金などの資源の重要性?希少性を認識することができた。
?会計の基礎:黒字なのに会社の中の資金が不足することによって「黒字倒産」が起きることがあるという話が勉強になった。
引率した高校の先生方からは、「講義毎に教室を移動するなど、大学での講義のイメージを生徒が理解できた」「高校の授業にはない初めて聞く話が生徒にとって刺激になった」「(ゼミで使用する)小教室での講義では生徒と教員の近さを感じた」などのご感想をいただきました。
この体験授業は現在、高校と大学に求められている社会貢献である「高大連携」として高い意義を持ち、西武学園文理高等学校と本学での教育面での連携を一段と深めることができました。